「衝撃的」な事実！世界最古の「翡翠」の加工地とは
日本の５月の誕生石は「翡翠」です。
「翡翠」といえば中国と思われがちですが、世界最古の「翡翠」の加工地は何と日本でした！
現・日本新潟の糸魚川市で縄文時代（約5000～6000年前）から行われていました。
「翡翠」は宝石の中でも大変硬く加工が困難のため、加工の技術は高度であったと考えられます。
山梨では世界最古の「翡翠大珠」が見つかっています。
「翡翠」は大変硬く体を癒す不思議な力を持つ為、装飾品や祈りを捧げる儀式に使われていたそうです。
「翡翠」の硬さは、宝石の硬度をあらわすモース硬度で硬玉が６．５～７、軟玉が６～６．５と、硬度７の水晶よりも低いですが
どちらも靭性（じんせい）が強く、ダイヤモンドより靭性の強いサファイアを上回り、宝石の中では一番割れにくい石です。
ちなみに、靭性（じんせい）の靭という字は、「強靭な肉体」などと使われるように粘り強さのことで
例えば、ダイヤモンドは硬度は１０で一番硬くてキズは付きにくいものの、靭性が弱いく衝撃を加えると意外と簡単に割れてしまいます。
反対に「翡翠」は硬度が低く表面にキズが付くことはありますが、靭性が高いので衝撃に強く簡単には割れません。
こういった特長を持つ為、「翡翠」は先史時代のヨーロッパではハンマーとして使用され、
他の古代の遺跡などからは、槍の穂先の部分にヒスイを付けたものも発見されています。
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