杉田エース

商品案内

FILE NO.368 スイングドアオペレーター ED-100

《納入事例レポート》
‐FILE NO.368-         


既存の扉を自動化し自動ドアとして運用、開き戸をロボットが通行できるようにする為、ドイツ・ドルマカバ社製 スイングドアオペレーター(ED-100)を採用いただきました。


                  直需第三営業所 小枝 祐太

 

ドルマカバ社は、ドアクローザ・自動ドア装置で世界を代表するドイツのドア関連商品のメーカーのドルマ社がディンプルキーの老舗であるスイスの鍵メーカーのカバ社との合併により、新社名となった世界130か国で販売している建築金物のグローバル企業です。


近年日本(特に都内中心部)では人手不足が深刻化し、その問題を緩和する為にロボットを導入しようとする取り組みが進んでおります。その一環で首都圏の高層オフィスビルでは、お掃除用ロボット、配膳用ロボット、警備ロボット、案内用ロボットの導入が進んでいます。


今回の納入事例はそれらのロボットが開き扉を通行できるようにする為、開き扉を自動化したいとのご要望でした。


昨今、高層ビルへのロボット導入が進んでおりますが、そのロボットを運用する為に、ロボットの導線上にある主に防火扉を後付けで自動化できる停電時ドアクローザー機能により常閉が担保できるタイプのスイングドアオペレーターの需要が高まっています。


  
      施工前            施工中            施工後



今回は、ロボット導線として下記の3点の理由によりご採用いただきました。 

➀超高層ビルでは外から吹き込んだ風や暖められた空気がエレベーターシャフトや吹き抜けを伝って上昇し、気圧差発生するドラフト現象が発生することで、扉が閉められない、又開けずらい等の問題が生じることがある。ED-100/250は最大150Nの力で扉を開閉出来る為、その問題を緩和することが出来た。 

➁既存の開き扉をそのまま流用することによりデザインを変えることなく、工期と費用を抑えることが出来た。

➂引戸の扉ではなく、開きの扉を自動化することにより、気密性、セキュリティ性が高くなる。


 
(左)お掃除用ロボット     (右)配膳用ロボット
床にチップが内蔵されており、ロボットと待機位置を確認しています。

 

【ED-100の用途】
ハートカム方式のドアクローザーを内蔵しており、防火扉、電子錠付扉に対応が可能です。

用途としては、
・アシスト機能として高齢化・福祉目的でのバリアフリーとしての自動化
・ロボット導線としての自動化  
・オフィスビルでのドラフト現象、火災時に強制排煙が作動した事による室圧差対策として
 150Nで扉を閉めることの出来るドルマカバ社製ED-100/250の導入


スイングドアオペレーターの仕事は売り手と買い手の関係だけでは完結出来ない仕事です。当社、スイングドアオペレーター施工代理店様、サッシ業者様、セキュリティ業者様、電気業者様等様々な業種の方々と創り上げていく製品です。


各業者様と連携を密に取り、スイングドアオペレーター工事に携わる方が気持ちよく仕事が出来るように、下準備を怠らないことをポリシーとしています。「売り手良し 買い手良し 世間良し」という言葉を上司から教わりました。私もこの教えを肝に銘じて、みんなが幸せになれるような世の中にしてしいきたいと思います。

 

【最後に】
10年前よりゴルフが趣味で月に一度くらいはラウンドしておりましたが、今年に入ってからは仕事が楽しくなり一度も行っておりません(笑)。今回の納入事例でもお客様に多大なご協力をいただき、掲載できるようになりました。お世話になっているお客様に益々貢献できるよう、これからも精一杯頑張ります!