杉田エース

商品案内

FILE NO.253 エキスパンションジョイント

《納入事例レポート》
-FILE NO.253-

熊本営業所 岡本 茂

熊本地震の復旧工事で某医療機器メーカーの工場にエキスパンションジョイントを設置しました。

中途採用で杉田エースに入社し節目の10年を迎えました。前職は、証券会社と警備会社。杉田エースでは異色の経歴です。杉田エースに入社後、福岡支店に長く勤務し、今春から熊本営業所への赴任を命ぜられました。熊本に異動して一週間後に地震が発生したのです。震度
7という大きな地震は熊本県や大分県に大きな被害をもたらせました。熊本県民のシンボルである熊本城の現在の姿を見てその被害の大きさがわかると思います。

今回の案件は、熊本市内にある医療機器メーカーの工場建物のエキスパンションジョイントの取り替え工事です。冒頭でも書きましたが、エキスパンションジョイントは建物と建物をつなぐ金物です。今回の地震で熊本県内の建物についていたエキスパンションジョイントは、ほとんどが壊れました。そして今回、熊本営業所でお世話になっている建材土木の会社より取り替え工事の依頼があったのでした。

エキスパンションジョイントの取り替え工事の需要はたくさんあるのですが、各社が最も困っていたのが職人の手配です。特殊な商品でノウハウや技術が求められます。これができる職人さんは決して多くありません。しかも熊本に赴任して日も浅く人脈もありません。そこで工事が出来る取引先に連絡を取り相談したのでした。するとその中の一社が快く受けてくださったのです。

問題点は二つ。
①赴任したばかりで、こちらの職人を知らない
②エキスパンションジョイント工事の経験が無い

お取引先の協力もいただき、やっと工事をすることが出来ました。今回の地震を通じ「エキスパンションジョイント」の必要性を実感しました。これが付いている建物の被害は実に小さかったからです。

成約できたポイントは下記の3点です。
①他の工事店からは災害復旧で手が回らず断られていたから
②工事ができる得意先に相談したところ、快諾してくれた
③上司の協力によって

混乱している熊本市内ですが、無事に取り替え工事ができホッとしています。私のモットーは、「社内外問わず、人から認められる人間になる為に、常に誠意と向上心を持って取り組む」ということです。熊本市内はまだまだ復旧の真っ只中です。河川や道路は少しづつ復旧しましたが住宅はほとんどがそのままになっています。東日本大震災の際、東北支店は「杉田エースが頑張って商品を早く納入することが復旧・復興へつながる!」との思いで日々頑張っていました。この思いは熊本も一緒です。私を中心に営業が1名、業務1名、事務1名という小さな営業所ですが、メンバーが一つに結集し、復興目指して頑張りたいと思います。
【最後に】
熊本地震から5ヶ月が経ち、町も平常を取り戻しつつある中で、つい先日にようやく事務所の壊れた箇所を業者が直しに来てくれました。扉が閉まらず冷房の効きが悪かったので今は快適に仕事に励んでいます。これほどまでに人が足りていないのです。