福岡流通センターからの便り
こんにちは!福岡流通センターです。
今回は毎年7月1日から15日まで行われる、博多三大祭りのひとつ「博多祇園山笠」をご紹介します。

起源には諸説ありますが、その歴史は780年以上前の鎌倉時代、1241年、博多に疫病が流行した際、承天寺の開祖・聖一国師円爾(しょういちこくし えんに)が施餓鬼棚(せがきだな)を担いで町中を練り歩き、疫病退散を祈願したことが始まりといわれています。
7月1日には、福岡市内13か所に豪華な飾り山が公開され、博多の街は山笠一色に染まります。
ここからお祭りの15日間がスタートします。


そして、この山笠の起源の地「承天寺」は、実は「うどん発祥の地」として知られているんです。
聖一国師が中国から製粉技術を持ち帰り、日本にうどん・そば文化を広めたといわれています。
承天寺は博多の夏を熱くする「山笠」と、日本人の食卓に欠かせない「うどん」の、両方のスタート地点なのです。
博多の街を駆け抜ける舁き山の迫力も、博多うどんのやわらかくやさしい味わいも、どちらも“博多らしさ”を語る大切な文化です。

ちなみに福岡三大祭りは、この「博多祇園山笠」のほかに、「博多どんたく港まつり」、「筥崎宮の放生会(ほうじょうや)」があります。
機会があればぜひ、福岡のお祭りと食文化を楽しんでみてください!
