一酸化炭素の危険
11月に入り朝晩などは肌寒くなり、北海道では雪が降った地域もあるほど。これから使用頻度が高くなるのが暖房じゃないでしょうか。
そこで気をつけなければならないのが、ガスによる一酸化炭素中毒です。一番身近なところでは、閉鎖空間の中でストーブなどの暖房器具を用いる場合だと思います。
一酸化炭素は、空気とほぼ同じ重さで「無色」、「無臭」、「無刺激」のため、見分けることが難しい気体です。
酸素は呼吸することにより、血液中のヘモグロビンと結びつき全身へ運ばれていきますが、ヘモグロビンは一酸化炭素との結びつきが強く、酸素の200~300倍と言われています。
このため、微量であっても一酸化炭素を吸い込むと、酸素を運ぶ量が減るため体が酸素欠乏状態となり、進行すると死に至ることがあります。
初期症状として、「頭がフラフラする」、「顔が火照る」などといった症状です。しかし暖房をしている室内では、温度も高くポカポカしている状態であるため、フラフラしたり火照ったりしても、それがガス中毒による症状だと分からないことも多いのそうです。
さらに一酸化炭素中毒の後遺症として、知能の低下や記憶障害、感覚異常などが起こることもあります。
自分で少しでも「おかしいな」と思う状況になったら、すぐに新鮮な大気のある場所に移動することを心掛けましょう。そして暖房中の「こまめな換気」は本当に重要です。
杉田エースでは、集合住宅の開放廊下に面したパイプシャフト部に取り付ける扉「ガスチャンバー」を取り扱っております。
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