杉田エース

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コンクリートの歴史

コンクリートはセメント、水、細骨材(砂)、粗骨材(砂利)の混和材料からなる建築資材として一般的ですが、いにしえのローマ帝国の時代にもコンクリートは使われていたそうですが、ローマン・コンクリートと呼ばれるものは、骨材として瓦礫を使うことが多く、手で積み重ねるようにして形成する必要がありました。

 

古代ローマ人は、生石灰、骨材としての軽石に加え、火山灰を添加すると、水によって固まる性質が生じることを発見しました。また、ローマ人は馬の毛を混ぜると固まる時にひびが入りにくくなることや、血を混ぜると凍結に強くなることを知っていました。 

 

現代のコンクリート構造は、ローマン・コンクリートとは異なります。固まる前のコンクリートは流動的で均質で型に流し込むことができるので、現在では型枠で成型したり、鉄筋を入れることで引っ張りに対する強度を高めたりしますが、ローマン・コンクリートにはそれがなく、コンクリート自体の引っ張りへの強さだけに依存していました。

 

ローマ建築では、コンクリートが多用されたため、今日の地中海周辺には、多くの建築物が残っており、ローマのカラカラ浴場などはコンクリートの耐用寿命の長さを示しています。古代ローマ人はローマ帝国中にコンクリート建築を建設しました。ローマ水道やローマ橋の多くはコンクリートの構造を石で覆っていて、同様の技法はコンクリート製ドームのあるパンテオンでも使われています。

 

また、コンクリートの製法は、約13世紀の間失われていましたが、1756年にイギリスの技術者ジョン・スミートンがコンクリートに水硬性石灰(骨材は小石やレンガの破片)を使うことを考案しました。1824年には、ジョセフ・アスプディンがポルトランドセメントを発明し、1840年代初めには実用化しています。

 

近年、環境問題が重視されてきていることから、コンクリートの成分に再生素材を使うことが多くなっていますが、石炭を燃焼する火力発電所で出るフライアッシュを用いたりします。これにより採石量を減らすとともに産業廃棄物の埋め立て量も減らすという効果があります。現代の研究者も、コンクリートになんらかの素材を添加することで、強度や電気伝導性を高くするなど、コンクリートの性質を改善する実験をおこなっています。

 

杉田エースでは、そのコンクリートの耐久性の向上が図れる、驚異のコンクリート保護材! 『エバープロテクト』を取り扱っています。コンクリート構造物に塗布することで、劣化の予防、水の浸入抑制で耐久性の向上が図れます。

 

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