杉田エース

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ステンレス材料は「ホット」と「コールド」があります

ステンレスは建築材料だけでなく、あらゆる分野の装飾金物に用いられ、スチールと並びポピュラーな材料と言えます。
 
一般の方は、ステンレスというとピカピカ光沢の金属のイメージされる事が多いようです。これはキッチン用品や装飾金物などの普段目に付きやすいものが、研磨加工などで仕上られているからです。しかし、ステンレス材料の表面は、その製造方法(工程)や形状により、いろいろなものがあります。ステンレスは耐食性の高い材料の為、その素地(仕上)で用いる事が多いのが特徴のひとつです。
 
材料の製造方法と表面状態は、密接に係わっており、その製造工程のなかでHOT材とCOLD材と呼んでいる物があります。
 
HOT材とは熱をかけてロールで延ばす(熱間圧延)工程の後、酸で表面につく黒い皮膜や汚れを取り除いたもの。製造工程で、1番初めのものなので、NO,1とも呼び厚さ3mm以上の板材で表面が粗く、つや消しの白っぽい表面で梨地に近い感じです。
熱間製造材料なので、単純にHOT(ほっと)材といいます。 
 
また、NO,1・HOT材に対して、COLD材とは、コールドといっても冷やして材料を製造するのではなく、熱をかけずに(常温で)圧延して造るという意味です。

 

COLD材の基本になる表面が2Bと呼ばれるもので、HOT材を冷間圧延し、表面を仕上げるロールを通して造ります。2番目の工程でできるのでNO,2と呼び、Bが仕上のブライトの意味です。耐食面でも安定していて、やや光沢(つや)のある表面で、つるっとしています。最も一般的に使われている冷間材の表面で、この基本の材料をベースにして、いくつかの工程(研磨)を重ねて行く事で、ヘアーライン仕上や鏡面仕上など様々な表面仕上げを造って行きます。 
 
杉田エースではフラットバーをはじめ、パイプやアングルなどステンレス材をサイズも豊富に揃えています。


♪商品の詳細はエース総合カタログ2011 P.403~P.409をご覧ください。