杉田エース株式会社

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WEBコラム

ACEテクニカルサポート

2005年

溶接の種類と知識2
2005.11.09
建築工事に欠かせない作業のヒトツ

前回は、溶接技術の中で主に溶融溶接(融接)について紹介させて頂ましたが、今回は
固相溶接とろう接について紹介させて頂きます。

固相溶接(前回、項目2)とは接合部を加熱軟化し、加圧して塑性変形を与えて接着する溶接法です。また、固相とは物質の個体状態にある相を言います。このことから言い換えると、固相溶接とは接合部材を溶融することなく固相(固体)状態のまま接合する方法と言えます。この固相溶接に属するものとして、圧接(冷間圧接・熱間圧接)、ガス圧接、摩擦圧接、抵抗溶接、爆発溶接、拡散溶接などがあげられます。

なぜ接合部材を溶融することなく加熱・加圧することによって、接合することが可能なのでしょうか?
それは、接合部材の原子レベルの内容になりますが、常温で安定した状態で規則的な配列をしている原子が加熱・加圧されることで原子は活発な運動をすると同時に拡散し、原子の混じり合いが始まります。そこで原子同士が接合面をよこぎり原子の拡散運動が進み、原子レベルで一体となり結合されます。こうした原子の再配列によって部材同士が直接接合されるのです。
この理論を利用して部材の種類や用途の違いなどによって、上記のような様々な固相溶接の方法がとられています。

ろう〔蝋〕接(前回、項目3)とは接合部を溶接母材よりも融点の低い蝋材(金属接合材)を溶融し、固相−液相の互いに接触している状態で溶接する方法です。蝋材の融点によって、はんだ付け(450℃以下)とろう付け(450℃以上)とに分けられています。おもに貴金属の加工や電子部品の接合などに用いられています。


因みに、文中にある〔相〕とはある物質の、どの部分をとってもその物理的・化学的性質が等しい状態で、他と区別される領域のこと。気体・液体・固体それぞれからなる相を気相・液相・固相といいます。
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