南蛮とは
カレーうどん、カレー南蛮、蕎麦屋やうどん屋さんに行くと『南蛮』の付くメニューが多く見られます。
この『南蛮』は『ネギ』を意味します。
理由は諸説あるようですが、そもそも『南蛮』はその昔中国が自分たちに従わない南の方角の民族を『南蛮』と呼んだのが始まりです。
当初は差別的な意味合いを持っていた言葉でしたが、16世紀以降、タイやベトナム、オランダ、ポルトガル、スペインなどと貿易が始まると、外来品を意味する言葉に変化していきました。そこから外国人→南蛮人と呼ぶように変化していったようです。この南蛮人がネギを好んで食べたことが、『南蛮＝ネギ』になったようです。
蕎麦屋さんで〇〇南蛮が登場するのは、文明年間（1804～18）頃。この時代の蕎麦屋さんが鴨南蛮を初めて作り、ネギを南蛮と呼び始めました。明治の終りには大阪でカレー南蛮が作られ、人気を博したそうです。
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