杉田エース

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表札の由来

 日本で表札の習慣ができたのは、まだ100年前後のことだそうです。表札を考える上で欠かせないのが「苗字」です。明治になるまで苗字を持つ階級は、武士、公家、苗字帯刀(みょうじたいとう)を許された豪農、豪商、そして、特殊技能を持つ集団(絵師の狩野派等)などでした。それ以外は僧侶も含め一般庶民には許されていませんでした。

 しかし、表札の起源ともいえる「看板」はかなり古くからありました。看板の進化形が「屋号」となり、農家では「地形」や「地名」を、商家では「出身地」や「生業」などを屋号に使うようになったため、江戸時代に飛躍的に増えました。屋号の特徴は、「商取引上の信用を得る(身分の証明)」「社会的認知度を高める」「集客効果を高める」「個人の特定と判別」です。個人の判別というよりも、商家の存在感の表すことや、商売の戦略としての意味が強かったようです。

 日本の土地に住むすべての人が苗字を持つようになるのは、明治維新以降ですが、「表札」を掲げる習慣はありませんでした。しかし、大正12年(1923)、関東大震災が起こります。人々は、行方不明になった家族や親族の消息を尋ねたり、自分の無事を知らせたりするために、すすんで表札を揚げるようになりました。これがきっかけになり、表札の文化が全国に広がったようです。

 今は、表札を出すのが当たり前ですがアパートやマンション住まいで表札を出している方は約3割程度です。「いつか引っ越すかもしれない」という理由や、「個人情報が知られてしまうのが嫌だ」といった理由です。持ち家の場合は約8割が表札を出しています。「マイホームをゲットした実感がもてる」、「配送や回覧板を回す際に必要だから」といった理由です。アパートやマンションには部屋番号がありますが、持ち家には番号などがないので表札を出さないと不便ですよね。また、表札は家の看板でもあるのでつけるのあでればこだわりたいところです。

杉田エースでは様々な表札を取り扱っています。

ガラスやステンレスなど家の雰囲気に合わせて選ぶことができます。

詳しくは、エース総合カタログ2017 P.254~P.255をご覧ください。

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